私は小学6年生の時、中学受験を経験しました。
よく、「中学受験して良かったと思う?」と聞かれますが、正直良かったと思います。
ただ、「良かった」といっても、中学受験にはメリットだけでなくデメリットもあり、そのデメリットの部分も身を持って体感しています。
そして、別名「親子受験」と言われている面も見落とせないポイントです。
今回は、自分の経験を踏まえながら、中学受験のメリット・デメリットについて解説します!
子供の時(受験時)に思っていたこと、大人になった(親になった)今だからこそ思うこともあるので、そのあたりも対比して書けたらなと思います。
子供に中学受験をさせようか悩んでいる、まさに今中学受験の真っ最中、というご家庭の参考になれば嬉しいです(^^)/
メリット
自分に合った学校選びができる
まず、「地元の公立中学校に進む」以外の選択肢が増えることがメリットです。
自分(子供)に合った学校を選ぶには、何に価値観を置くかが重要。
- 男女共学か別学か
- 学校の歴史(その学校らしさ等)
- 校則(自由度)
- 進学実績・カリキュラム
- 偏差値
ここに挙げた以外にもありますが、とにかく先入観に捉われず、親子で様々な学校を見に行くことをおすすめします。
学校見学等で学校を直接見ることで、親子の価値観に対する優先順位も分かりますし、何より子供の将来に向けた視野が広がります。
私は学校選びの際、よく友達と中学の文化祭に行ってました。当時は楽しかったから行っていたんですが、今考えるとデータでは分からない、素の部分が見えるのが良いですね。
高校受験が無い
中学、高校の計6年間、のびのび過ごせるのでやりたいことに打ち込めます。
私の場合は部活でした。
人格形成の時期に時間的・精神的ゆとりが持てることは大きいと思います。
私の学校だけかもしれませんが、「世間の中学3年生は受験をしているのに、あなたたちは意識が低い!」と口にする先生が多かった記憶があります。当時は「そのために中学受験したんじゃん」と思いましたが、今ではあれも愛情だったんだなと思います。
達成感を得られる
「勉強が分かるようになった」「受験をやりきった」など、様々な達成感を得られます。
本気で何かに取り組んだ人にしか味わえない感覚。それを小学生で体感できるのは素晴らしいことです。
私の場合、第一志望校には受からず、当時はへこみましたが、それは一時的なものでした。中学に入ってからは、違う学校に行きたかったという気持ちはどこかに吹き飛び、学校生活を満喫していたと思います。これは、受験の達成感があったからこそです。
デメリット
お金がかかる
塾代、受験費用、中学の学費など、地元の公立中学に進むのと比べ、経済的負担がおおきいです。
一般的な私立中学に入学する場合、中学受験費用+中学3年間の学費で400万円はかかります。
これは子供というよりは、親の問題かもしれません。
参考:「田舎に住んでいるので、近くに良い塾が無くても仕方ない!」と諦めていませんか?
遊びより勉強を優先させなければならない
周りの友達が遊んでいるのに、自分だけ勉強をする。こういった場面が何度も訪れます。
親は中長期的な目線で見ているので、この問題は大したことないかもしれませんが、子供は大人より「今」を必死に生きているので大問題です。
親子でよく話し合った方が良いポイントだと思います。
小学校6年生になる時に少年野球を辞めた日のことは、今でも記憶に残っています。大好きな野球を辞める辛さ。。。今思えば良い思い出ですが、当時は泣くほどショックな出来事でした。
進学先に小学生時代の友達が少ない(いない)
交友関係が変わることはメリットにもデメリットにもなり得ますよね。
ただ、やはり今まで仲良くしていた友達と一緒の学校に通えないのは寂しいものです。
友達出来るかな?という不安もあると思いますが、中学受験をする人はみな同じ悩みを抱えています。心配し過ぎる必要はありません。
「悩んでいるのは自分だけではない」と思うと、気持ちが楽になると思いますよ。
私の場合、交友関係が変わったことで地元の友達と疎遠になりました。それを痛感したのが成人式です。地元に親友と呼べる人がいないので、誰と行くか非常に迷いました。
家から学校が遠い
時間は資産です。子供はこの目線をあまり持っていないので、親が伝えてあげるべきだと思います。
通学時間に何をするか、親子で認識を合わせておいても良いかもしれませんね。(まあ、部活等で疲れている場合、ぼーっとするか、寝るかになってしまうと思いますが。笑)
私は家から自転車で通える距離のA校、電車で通う必要のあるB校の2つの中学で迷った結果、偏差値の高い家から遠いB校学校を選びました。偏差値の高い中学の方が良いというのは親の意見です。今考えると、A校を選ぶのも全然ありだったと思っています。
まとめ
私は「自分の子供に中学受験をさせるか?」と質問されたら、「子供の意思を尊重して決める」と答えています。
自分が中学受験をしたので選択肢は提示しますが、息子が受験に前向きでない場合、無理強いすることはしたくありません。
別名「親子受験」と呼ばれている中学受験ですが、あくまで主役は子供!
その軸がぶれないように、今後の子育ても楽しんでいけたらなと思います(^^♪
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