先日、家で「イエスタデイ」という映画を鑑賞し、面白かったので感想を書きます。
(2019年10月公開の比較的新しい映画ですが、現時点でU-NEXTでレンタルして見れます!)
こんな人にはおすすめなので、まだ見てない人はぜひ見てみて下さい(^^)/
- ビートルズが好き
- エド・シーランが好き
- 王道の分かりやすいストーリーが好き
- 音楽業界に興味がある
- もしも(if)の話で妄想するのが好き
- 幸せについて考えたい
あらすじ
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売れないシンガー・ソングライターの主人公ジャックは、マネージャーで親友でもある幼なじみのエリーに支えられてきたが全く売れず、夢を諦めようとしていた。
そんなある日、世界中が同時に12秒間停電するという事態が発生。
ジャックはこの停電が原因で交通事故に遭遇して、意識を失ってしまう。
昏睡状態から目覚めると、この世には「ザ・ビートルズ」存在しない世界になっていた。
そんな中、ビートルズを知っているのはジャック一人だけ。
ジャックが取る行動とは、、、??という、お話です。
感想
クイーンの歴史を描いた「ボヘミアン・ラプソディ」の様な伝記映画かと思いきや、「イエスタデイ」はそうではなく、ユニークなアプローチからビートルズの功績を讃えるという表現をとっています。
どちらかというと、ビートルズ以外の要素も魅力にあふれている「エンタメ映画」という印象でした。
映画の端々にユニークな設定が!
まず、ストーリーで重要なキーになっているのは、世界中で起きた大停電によって「ビートルズが存在しない世界」になるというユニークな設定です。
他にも「コーラ」「たばこ」「ハリーポッター」など、現代人であれば誰でも知っているようなものが世界からいくつか消失しており、その事実を知った時の主人公の反応がいちいち面白い!
ドラえもんの「もしもボックス」の様な設定で多少強引な感はありますが、シリアスなだけでなく、映画の場面場面に「クスッ」笑えるシーンがあるので、映画全体としてまとまっています。
というか、この設定を深く考えてしまってはこの映画は楽しめません。笑
世界の中で主人公だけが唯一ビートルズを知っているという心理状態を理解し、感情移入してこそ楽しめます!
万人受けするシンプルなストーリー
自分だけがビートルズを知っている状態の主人公は、彼らの音楽を使って成功を収めていきます。
卑怯と言えば卑怯(盗作)ですが、こんなチャンス滅多にないので、利用しない手はありませんからね。
しかし、成功の裏で「自分で作ってた曲ではない」という想い、さらに幼馴染のエリーとの関係性の変化などがあり、心の葛藤が表現されています。
最終的にどうなるのかは見てからのお楽しみということで書きませんが、映画から伝わるメッセージは非常にシンプルです。
ビートルズファンはもちろんですが、ビートルズは名前だけ知っているという人でも、純粋な愛情を描くラブストーリーは必見です!
ビートルズの音楽から感じる普遍的偉大性
いやー、やっぱりビートルズはいつ聞いても良いですね!
映画の中でビートルズの名曲が流れるたびに、体を揺らしてリズムを取ってしまいます。
久しぶりに聞いた曲も多かったんですが、私はほとんど聞いたことがありました。(高校の英語の先生の影響で、一時期ドはまりしていたので。)
映画の中で、主人公をスターにするために、幼馴染(エリー)とは別の新たな凄腕マネージャーが彼を「商品」と表現し、マーケティングしていくシーンがありますが、これは現代の音楽界への皮肉ですね。
日本においても、「曲」「歌詞」「歌唱力」にフォーカスするのではなく、いかにして売れるかに特化したビジネス的意図を感じる場面は多くあります。(どの歌手、グループがそうとは言いませんが。笑)
また、本人役としてエド・シーランが登場するのですが、いい味を出していました。
彼が登場することによって、映画を通して伝えたいであろう「音楽」の本質的な部分がより明確になっています。
映画内のセリフを使うなら、「ビートルズのいない世界はつまらない」です。
やはり、ビートルズは偉大で普遍的な存在ですね。
本当の幸せとは?
映画の終盤にジョン・レノンが登場します。
ビートルズがいない世界でもジョン・レノンという人間は存在し、現在も生きているという設定みたいです。
そのジョン・レノンはこんなことを語ります。
「幸せになる方法を知っているか?愛する女に愛していると伝えること。そしてウソをつかないで生きることだ。」
シンプルですよねー。でもだからこそ深い。。。
主人公はこの言葉を受けてある魅力的な決断をします。
幸せとは何でしょう?価値観は人それぞれですね!!
まとめ
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「ビートルズに対する尊敬、賞賛」と「シンプルなストーリー」が上手くかみ合っており、非常にまとまった映画です。
ビートルズの名曲を楽しみながら、主人公の立場になって見ることをおすすめします!
この記事を書いていたら、無性にビートルズの曲が聴きたくなったので、今から聴いてきまーす(^^♪
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