【考察】映画『魔女の宅急便』から学べるビジネスの基礎5選

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とある休日、録画していたジブリの名作映画『魔女の宅急便』を息子と見ていた時のこと。

恐らくもう5回以上は見ていると思うのですが、初めてとある感想を持ちました。

主人公である魔女のキキ、ビジネスの基礎がめちゃめちゃしっかりしている!

「魔女の宅急便」事業(ほうきで空を飛んでモノを運ぶ運送業)、素晴らしい!

キキも作品の中で、「魔女の宅急便は仕事」と明言してますね。

『魔女の宅急便』は、子供にとっては魔女の冒険のお話ですが、ビジネスの観点から見ると非常に学びの多い映画なんです。

キキはどんなビジネスモデルを展開したのか、そのビジネスモデルからどんなことが学べるのかなど、『魔女の宅急便』から学べるビジネスの基礎を、ストーリーに沿って解説していきたいと思います(^^)/

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『魔女の宅急便』から学べるビジネスの基礎5選

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競合相手(他の魔女)がいない場所を探す

魔女の慣習通りに故郷から旅立ったキキは、1人で生活する(猫の「ジジ」も一緒)ために、新たに住む町を決めようとします。

ここでポイントなのが、キキが「その町にすでに魔女がいるか」を気にする点です。

キキはお金を得るために、「魔女という個性を活かそう」と考えました。

だから、キキは競合相手(ライバル)がいる町(市場)ではなく、競合相手がいない町を探すわけです。

競合相手がいない町であれば、「魔女という個性」を最大限に活用してビジネスを展開出来ます。

例えば、新たにタピオカ屋を展開する際、既にタピオカ屋がある場所は避けるべきです。売り上げが下がりますからね。

自分への需要を高める、非常に合理的な考え方ですよね!

キキ、恐るべし。。。

悩みを解決してあげる(ギブの精神)

住む町は決まったけど、どうやって魔女の個性を活かして稼ぐか模索中のキキ。

そんな時、お客様さんの忘れ物をどうやって届けようか迷っている、パン屋のオソノさんに遭遇します。

ほうきで空を飛べるキキは、お客さんにその忘れ物を届けてあげます。

この行動がきっかけで、「魔女の宅急便」業が生まれます。そしてオソノさんに住む家とご飯を提供してもらい、全ての物事がプラスの方向へ動き出します。

始まりは「他人の悩みを解決してあげる」ことでした。

悩みがあるということは、同じような悩みを持っている人が他にもいる可能性があるので、そこにビジネス成功の勝機が隠れています。

反対に、「自分がしたいこと」を事業にしてしまうと、時として顧客のニーズと合致しない場面が出てきてしまいますよね。

また、キキは、目の前にいた困っている人を助けただけであって、この人に今後お世話になろう、なんていう気持ちは一切なかったと思います。

もし、そんな気持ちが少しでもあったなら、オソノさんに気に入られることもなかったはずです。

キキの、見返りを求めない「ギブの精神」が成功を呼んだのです。

実際の世界でも、最初は無料コンサルをしていたというビジネスマンは多いですよね。

「ギブの精神」は、お金の代わりに、信頼を得ることが出来ます。この信頼が、集客等においては非常に重要になってくるのはご存知ですよね?

チャンスを逃さず、すぐ行動

キキは、オソノに代わってお客さんの忘れ物を届けた翌日に「魔女の宅急便」を起業します。

まずはゆっくり町を探索してから、、、ではなく、「翌日に」です。

注目すべきは、キキが「チャンスを逃さず、すぐ行動している」点。

忘れ物を届けた時もそうでしたが、キキには並外れた行動力があります。

この行動力は是非マネしたいところです。

まずはやってみること。これが大事!

もちろん失敗する可能性もありますが、行動力があれば、失敗も次の行動に繋げることが出来ます。

副業として魔女の宅急便業を展開

キキは1日数時間パン屋の店番をすれば衣食住の「食と住」を保証されていました。

なので、魔女の宅急便業を「副業」のポジションで展開できたのです。

社会人で言えば、本業は会社員として生活費を稼いでいるが、副業で余剰金を生み出している環境です。

しかも、店番をすることで、オソノさん夫婦からパン屋事業を通して経営の基礎を学ぶことも出来ます。

非常に安全で賢いビジネス展開ですよね!

セルフブランディング力向上

物語の終盤、キキの魔力が弱くなってしまい、ほうきで空を飛べなくなる場面があります。(原因不明)

「魔女として飛べなくなった私には価値が無い」と落ち込んだキキは、魔女の宅急便業を休むことに。

しかし、あるお婆さんから「キキという人に親切をしてもらったから、お礼がしたい」という言葉をもらい、自分自身の価値を認識して少し前向きな気持ちになります。

「キキという人に」というところが大事で、キキの「セルフブランディング」が成功していることを表しています。

飛ぶ能力が無くても、人柄、コミュニケーション、今までの親切によって、多くの人からの信頼を得ているので、こういった言葉をもらえるのです。

ネタバレになるので詳細は伏せますが、クライマックスの少年トンボとのシーンでも、この「セルフブランディング」が関わってきます。

ぜひ映画を見て、ブランディング力がどう高まるかという観点でクライマックスを見届けてください!

まとめ

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こうやって見ると、この映画が全く違う映画に見えてきませんか?

『魔女の宅急便』に限らず、映画やアニメを見る時は、この様に視点を少しずらして観ることをおすすめします。

新たな発見もあるし、その作品がもっと好きになると思いますよ(^^♪

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